新年の上賀茂神社です。
細殿の前の立砂は神山をかたどったものだそうです。
左右には昇り龍と降り龍の絵が飾られておりました。
(すみません、絵は光で反射してよく見えませんが、^-^;)
手水にはたくさんの橘が入れられておりました。
コロナ禍以来、上賀茂神社の手水はこのように柄杓を使わないものになっています。
何が置いてあるのだろうと目をこらしてみると、八咫烏のおみくじでした。
八咫烏、みちびき、航空安全の神様なのですね。
楼門
楼門の横には白龍の絵が奉納されていました。
楼門をくぐると、大きな守護矢が目をひきます。
新年の間は、ふだんは入れないところを通って参拝します。(一方通行のため)
さて、境内を歩いていましたら、いい匂いがしてまいりました。
厄除けの大根炊きです。これをいただいて、無病息災を祈ります。
本日は神馬(しんめ)がおりました。
神馬の「神山号」、かつてはJRAで活躍した競走馬だったそうです。ふだんは京都産業大学の馬場にいるのを、京都浪漫 悠久の物語という番組でしりました。
つぶらな瞳がとても優しいですね。
さて、その斜め向かいの馬場殿ではちょうど新年能楽奉納が行われておりました。
これは「仕舞」 老松 東北 山姥 の1シーン。(たしか山姥だったはず、^-^;)
「仕舞」というのは、演目のクライマックスのみを4人の地謡だけで演ずる上演形式だそうです。
そして、これは「猩々」という演目です。
猩々(しょうじょう)というのは、古典書物に記された架空の動物だそうです。
さて、「猩々」のあらすじは、さきほどの「猩々」のWikipediaによりますと、
むかし、潯陽江(揚子江)の傍らにある金山に、親孝行者の高風(こうふう)(ワキ)という男が住んでいた。高風は市場で酒を売れば多くの富を得るだろうという、神妙な夢を見てお告げに従い市場で酒を売り始める[42]。
酒売りは順調に進んだが、毎日高風の店に買いに来る客の中に、いくら飲んでも顔色が変わらず、酒に酔う様子がない者がいた。不思議に思った高風が名前を尋ねると、自分は猩々と言う海中に住む者だと答えて立ち去る(中入り)。
そこで高風は美しい月夜の晩、潯陽江の川辺で酒を用意し猩々を待っていると、水中の波間より猩々が現れる(後シテ)。共に酒を酌み交わし、舞を舞い踊り(中之舞、または猩々乱(みだれ))、やがて猩々は高風の徳を褒め、泉のように尽きることのない酒壷を与えて帰ってゆくのであった[42]。
という話だそうです。
主催は左京能楽師有志の皆様でした。
素晴らしい演目を観せてくださって、ありがとうございました。
紅白の龍の置物をいただいて帰りました。
Instagram スワイプしていただくと、3枚目からは動画です。
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新年早々、能登半島は大変なこととなりました。
1日も早く地震がおさまることを祈っています。
ところで自分のできることは何かないかと思ったのですが、
とりあえず募金で支援することしか思いつかず。
Yahoo!基金だと、Tポイントで募金が出来ます。
ネットでシェアできればと、こちらを貼り付けておきます。
最後になりましたが、どうぞ今年もよろしくお願いいたします。
サイドブログ「Today's Photo」も更新しております。